基礎の重要性

雀荘を一代で築きあげた幼馴染の親父さんが、身体の療養が必要な時期とあり、幼馴染と私で雀荘の共同経営を試みる事に致しました。

雀荘経営の基盤は、幼馴染の親父さんが、ほぼ築きあげてくれているので、私達は順風満帆な、雀荘なだけに「安全牌」な舵取りを任せられた面持ちでおりました。共同経営といっても、私は、副業という形での、経営サポートとしての従業員的な役割であります。

幼馴染は、役者業の傍ら、次期社長という名目で、経営に携わるはずでしたが、こう言う時に限って、幼馴染の役者人生が軌道に乗ってしまうものなのですね。

大きな公演の副座長を任せられた幼馴染は、全国公演と名をうって凱旋してくると、雀荘の経営を私に投げ打って、全国公演に出て行ってしまいました。

私自身、幼馴染の役者人生をサポートする為に、雀荘の経営者という副業を試みたのですから、ここで弱音を吐いてはいられません、幼馴染が安心して役者人生に没頭できるよう、雀荘の経営について、1から学ぶこととなりました。

雀荘の経営も然ることながら、私自身、テキトーに麻雀のゲームを楽しんでいたこれまでの自分に、ハタと気づかされる事にもなり、雀の基礎を、ほとんど知り得ていなかった自分を恥、麻雀の基礎から改めて学んでみる事に致しました。